悪天候のレースで体力を温存する、唯一無二のレインジャージ

打ち付ける雨、スリッピーな路面、そんなストレスフルな環境で戦うトッププロの要望に応えるべく、アソスから新たなレインギアが登場しました。それが、EQUIPE R THERMO RAIN JERSEY S11 です。雨のレース用と聞くと、一般のサイクリストには無縁のアイテムと思われるかもしれません。しかし、そんなアルティメットギアを真面目に作ってしまうのがアソスという会社の凄いところ。

前傾姿勢に合わせた流線形のフォルムに、背面に3分割のポケットを備え、サイクルジャージの基本形態をとりながらも、使われている素材は全くの別物。通常ジャージに使われるニット素材ではなく、防水透湿性のメンブレン（= 高分子被膜）で全体が構成されています。走行風を遮り、雨を弾くという意味では、レインシェルや秋冬向けのジャケットと同等の防護性を有しています。

雨の日だけ使うのはもったいない、最初から保温ベストを羽織っているようなジャージ

前腕部は肌が露出するものの、心肺機能を司どる体幹部さえ守ることが出来れば十分戦えるという、選手目線の割り切ったプロダクトと言えるかもしれません。誰にでもお勧め出来る製品ではありませんが、レインシェル素材の特性を活かすことで、秋冬のトレーニングウェアとしても十分活用していただけます。

本ジャージ自体の裏地は、僅かな起毛に留めていることから、単体で着用しても暖か過ぎる心配はありません。例えるなら、夏ジャージの上に保温ベスト（ジレ）を羽織っている状態に近いと言えます。中に着るインナーや、アームウォーマーの組み合わせによって、暖かさを調整しやすいメリットも。その日の気温や、トレーニングの強度によって、お好みの組み合わせをチョイスしていただけます。

シルキーな肌触りと、ストレッチ性に富んだソフトシェル素材「CORE」

本製品の性能を底上げしているのが、新開発のソフトシェル素材「CORE」です。部位によって２種類の CORE素材が使い分けられてる点にもご注目ください。胴体部は断熱性を高めたバージョンの「CORE Medium」が、そして、袖部には通気性を高めたバージョンの「CORE Light」が使われています。

全ての CORE素材に共通しているのが、防風・撥水・透湿機能を有していること。正面から受ける風をシャットアウトし、同時に内部の蒸れは素早く排出します。環境に配慮された撥水加工が施されており、雨や濡れた路面からの跳ね上げも染み込まず、水の玉となって落ちていきます。

新開発のソフトシェル素材 CORE シリーズは、これまでのソフトシェル素材 AIR BLOCK EVO シリーズとは全く異なる素材で、より薄く軽量、4方向へストレッチする柔らかさ、素早い湿気の発散、シルクのような優しいタッチの裏地が特徴です。

片手での操作も楽々、自動ガイド式のファスナー fastClosure

フロントファスナーにも雨の日に役立つギミックが搭載されています。fastClosure と名付けられた自動ガイド式のファスナーでは、左右のエレメント（務歯）が近づくと自然と噛み合うように整列します。片手でもスムーズにスライダーの上げ下げが出来るので、分厚いグローブを着用し、かつ、雨で滑りやすい状況でもストレスのない操作性を実現します。

また、フロントファスナーは上からも下からも開くダブルファスナー仕様となっており、体温調整を容易に。走行中にクールダウンしたい時は、下側を開くケープスタイルがお勧めです。

その他、製品の特徴

・バックポケットの作りは、縫い目のないゼロシームポケットを採用しており、路面から跳ね上げた水飛沫がポケット内部に浸水するのを防ぎます。また、乗車姿勢ではポケットの開口部が背面にピタッと貼り付くことで、中身が飛び出すのを防止する役割も。

・安全性に配慮し、バックポケットの中央と、左右の肩甲骨から袖口にかけて、幅1.5cmの反射テープを配置。夜間や朝夕、後方からの視認性を高めます。同様に、首の後ろから両肩にかけて、「ハの字」の反射テープを配置。前方から接近するクルマに対しても、自身の存在をアピールします。

材質
　ボディ主素材 : 52% ポリエステル、36% ポリアミド、12% エラスタン
　襟、袖、バックポケット: 49% ポリエステル、35% ポリアミド、16% エラスタン
生産国 :リトアニア

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