どうも、ASSOS PROSHOP TOKYO の常陸(ひたち)です。
前回に続き、アソスとは関係ないアイテムの第二弾! 梅雨が明け、猛烈な暑さがやってくる前に、どぉーしても皆さまにご紹介したいアイテムがありまして、それが ABLOC(エイブロック)から登場したステンレス製の保冷ボトル ACIER(アシエ)です。

冒頭から謎のワードが連発して、「何のこと?」と思った方も多いでしょう。まずは、ABLOC(エイブロック)というブランドついて簡単に触れておくと、創業の地はサンフランシスコ、現在はテキサス州オースティンに拠点を置く、サイクリング用ウォーターボトルの専業メーカーとなります。

実物をご覧いただくと分かるのですが、主張を抑えたスッキリとしたデザイン。ミニマルでありながら一目でそれと分かるデザインこそ ABLOC製品の真骨頂と言えます。“Beautiful Performance”(日本語の機能美のような意味)という理念を掲げ、機能的かつバイク本来の美しさを引き立てるプロダクトに定評があります。
まあ、ブランドの紹介はこれくらいにして、既存の保冷ボトルとは何が違うのか? じっくり見ていきましょう。
容量たっぷり650ml、小さいフレームにも収まりの良いサイズ感


また、全長を24.7cmに抑えることで、比較的サイズの小さいロードバイクや、マウンテンバイクのフレームにも収まりの良いサイズ感になっています。
重量はどうでしょうか。カタログ表記では330gと謳っているのに対して、実測値は349gとちょいプラス。このくらいは誤差の範囲と言っていいでしょう。ステンレス製の二重構造であることを考慮すると、「よくぞここまで軽くしてくれた!」と褒めてあげたいくらいです。実際に手に持った感じもネガティブな重さは感じられません。

パッケージから取り出した状態では胴体に紙ラベルが巻いてあります。最初に紙ラベルを剥がしてからご使用ください。ケージに収まる部分はステンレスの表面にヘアライン加工を施してあり、ギラギラした艶感を抑えると同時に、ケージとの擦れが目立ちにくいというメリットもあります。
カッパーコア内蔵で、保冷能力は14時間以上!
14時間以上の保冷能力を誇る本製品。ステンレス製の断熱真空二層構造に加えて、カッパーコア(銅製の冷媒)を内蔵することで保冷能力が大幅に向上しました。
上蓋を外すと開口部は5cmほどあり、ブロック氷も難なく入れることが可能です。真夏のライドの心強い味方になるのは間違いありません。
スゥーっと吸い出せる、高流量ノズル
飲み口の構造は実にシンプル。
飲用時にシリコン製のノズルを持ち上げるタイプです。

ノズル側にスリットがあり、内蓋の煙突上のエア抜きと繋がっています。空気の通り道がしっかりと確保されているので、軽く吸い込むだけで中身がスゥーっと飲みやすくなっています。肺活量の少ない方でも大丈夫!
もちろん、内側のエア抜きには逆流防止弁が付いています。
エア抜きの管が短いメリット = 氷をたくさん入れられる
そして、エア抜きの管が “短い” というのが、本製品 ACIER(アシエ)の美点の一つ。

他社さんの保冷ボトルで見かけるのが、長いストロー状のエア抜き。ボトルの底まで届きそうな長い管が付いているものがあります。それが悪いという訳ではありませんが、ボトルに氷を入れた後のことを想像してみてください。いざ蓋を閉めようと思ったら、長いストローが氷とぶつかって閉まらない…、なんてことになりがち。
“エア抜きの管を短くする” というシンプルな発想ですが、そのお陰でボトル内に氷をぎっしり詰めることが出来るのです。
分解・組み立てが簡単。すぐに洗って、いつでも清潔。
使用後の洗浄のしやすさにもご注目ください。
上蓋、内蓋、飲み口、パッキンと分解出来て、組み立てるのも非常に簡単。ボトル内部の洗浄もササっと行うことが出来ます。よく使うものだからこそ清潔に保ちやすいのは嬉しいポイントです。

メインの上蓋と内蓋はねじ込み式になっています。
外す時は「半時計回し」、組み立てる時は「時計回し」。

内蓋の外周部にパッキンが付いています。
本当にシンプルな作りなので、ほとんどの方が直感的にバラせてしまうと思います。

組み立てる際、一つだけ気をつけていただきたいのが、パッキンは最後に取り付けるということ。先にパッキンを入れてしまうと、上蓋と内蓋の間に噛み込んでしまいます。蓋がガタついたり、外れてしまう恐れがありますのでご注意ください。以下、組み立ての順序となります。
①上蓋にノズルをはめる。
②上蓋と内蓋を取り付ける。
③上蓋と内蓋の隙間にパッキンを入れ込む。
どうですか? たかがステンレス製の保冷ボトルと思いきや、実際に使うシーンを想定したきめ細かい配慮が伺えます。スタイリッシュな外観もさることながら、ちょうど良いサイズ感、保冷能力の高さ、そして、使用後の洗浄のしやすさもバッチリ。日本人の感性にも響くのではないでしょうか。
梅雨も明けたことですし、本格的な暑さに備えるには今がちょうど良いタイミング。ABLOC(エイブロック)の ACIER(アシエ)、保冷ボトルの決定版としてお勧めです。