マイナーチェンジとは言わせない、数々の変更点
アソスが誇るベースレイヤーの技術が更なる進化を遂げました。それが SKIN LAYER P1 。前作の夏用 SKIN LAYER が白を基調としていたのに対して、本作「P1」版では、見た目も涼しげなアイスグレーを採用。アイスグレーを選んだ理由として、肌の透け感を感じさせないこと、また、経年による黄ばみが目立ちにくいことなど、ユーザーへの配慮が伺えます。
~ 当店スタッフのコメント ~
「カラー変更だけのマイナーチェンジ?」というのが第一印象でしたが、実際にモノを見ると「全くの別物」ということに気付かされます。前作が均一にフラットな織り目だったのに対して、「P1」版では格子状の織り目。肌に触れる面積の少ないワッフル状と言えばイメージしやすいでしょうか。風の通りを良くして、汗をかいても肌のベタつきが少ないことは容易に想像できます。
複雑な織り目になったことで、少し重くなったかな? と思いきや、前作より15%軽量化されたというから驚きです。質量は少なくなり、表面積は大きくなったということですね。
首のやや浅めのVカットも好印象です。鎖骨のラインに合わせているとのこと。襟の立ち上がりが低いレース系のジャージやタイムトライアル用のワンピースと合わせた際にも、ベースレイヤーがジャージからはみ出さないように考えられています。
「一度アソスのビブショーツを履くと、もう他のビブショーツは履けなくなる」、そんなフレーズがブランドの形容詞的に語られるようになって久しいですが、それと同じ現象が本製品にも起きようとしている、そんな気がします。もうアソス以外のベースレイヤーは着れなくなるかも。
風が通り、汗が抜ける、小さなワッフル構造
「P1」版になって一番大きな変更点、それが細かいワッフル状の繊維構造です。肌に触れる面積が少ない = 小さな隙間から風を取り込みやすくなりました。同時に格子状に張り巡らされた繊維の束が汗を素早くキャッチして、肌面をドライな状態に保ちます。通気性と汗処理のバランスが絶妙で、「夏用ベースレイヤーを着た方が涼しい」というメカニズムが、感覚的にも伝わりやすくなりました。
カーボン配合による耐摩耗性アップ、抗菌消臭作用
カーボンファイバーの混紡繊維は本製品でも健在。わずか3%という割合ですが、カーボンが含まれていることで製品の耐摩耗性がアップ。また、バクテリアの発生を抑え、抗菌・防臭性にも大きく寄与。洗濯を繰り返しても消臭効果が持続します。
夏用は「袖なし」と「半袖」の2タイプ
夏用のスキンレイヤーは、袖の作りの違いにより、「袖なし」と「半袖」の2タイプからお選びいただけます。(使用されている素材・生地の厚みは両者とも同じになります。)
「袖なし」タイプ は、より軽量さを追求する方へ、また、袖がないことによる、スッキリとした着用感がお勧めです。特に、タイトフィットなジャージとも合わせやすく、肩から腕の部分は生地が重ならないことで、全体のシルエットを綺麗に保つことが出来ます。
一方の「半袖」タイプは、脇下の汗が気になる方へお勧めします。汗によるベタつきを抑え、夏場でも夕方以降の気温が下がる時間帯で、汗の冷んやり感を防いでくれます。
その他、製品の特徴
・サーキュラー シームレス製法により、ボディは縫い目の無いチューブ状に仕上がっています。伸縮性が途切れることなく、窮屈さを感じさせないソフトなフィット感です。
・新たに高弾性繊維をブレンドすることで、伸縮性を向上させ、肌に吸い付くようなセカンドスキンとしての完成度がアップしました。
・疎水性のポリプロピレンを主素材とすることで、肌面の汗を外側へ押し出し、ジャージの素材へ移行させる働きがあります。
材質 : 68% ポリプロピレン、29% ポリアミド、3% カーボンファイバー
生産国:イタリア