5年分の進化を感じる超軽量ウィンドシェル
2023春夏シーズン、アソスのウィンドベストが待望のリニューアル。2018年にリリースされた前作からおよそ5年、その間に蓄積されたプロテクション技術を一気に放出するカタチで登場しました。まずは、新開発の超軽量シェル素材に注目してみてください。
異次元のしなやかさ
C2バージョンへ進化した「UMA GT WIND VEST C2」では、新開発のウィンドシェル素材が動きを妨げることなく、また、乗車姿勢に隙間なくフィットするように改良されました。前作のシェル素材と比べて、一皮剥けたような“しなやかさ”と言っていいでしょう。風を切った時のバタつきを抑え、シャカシャカ音の低減を突き詰めた素材です。
体幹部をしっかり守る、極薄シェル素材
さらに、防風性と撥水性を強化。風を通さないのはもちろん、小雨程度の軽い雨や、雨上がりの路面からの跳ね上げも防いでくれます。「半袖ジャージだけは肌寒いけど、長袖のアウターを着るほどじゃない」、そんな微妙な季節には、夏用の半袖ジャージの上に羽織ることで体幹を冷やさないように。ヒルクライムの下山用としても非常に有効です。
重ね着しても蒸れ知らず、放熱性に富んだ背面メッシュ
背面を構成するメッシュ素材は、ロングライド向けの上位モデルに使われている「VENTA MESH」を採用。開放的なメッシュパターンにより、背中の放熱性を高め、重ね着をしてもウェア内に不快な蒸れ感を残しません。日中気温が上昇したり、長い登りのシーンでも暑さ対策として非常に有効です。
着心地に配慮した両サイドのストレッチ素材
ボディの両脇に配置された「Sens Super」は高いストレッチ性が特徴。そのお陰で、動きに追従して、乗車中の前傾姿勢、降車時の直立姿勢、どちらでも窮屈さを感じさません。また、非常に細かい点ですが、アームホールに施されたリブが、ジャージの脇下の縫い目と重ならないようすることで、ウェア同士の摩擦を減らし、シルエットをスッキリと見せる工夫もされてます。
肌触りにこだわった二層構造の襟
襟の構造にも注目。前作から継承された二層構造の襟は、内側にサラッとした肌触りの速乾性素材を配すことで、汗をかいても肌にベタっと張り付くのを防ぎます。合わせて、首元を優しく包み込むフィット感がさらに良くなりました。また、襟の端部にリボンのような極薄バンドを施すなど、肌あたりをソフトにすることに徹底した作りになっています。
丸めると握りこぶしほどに
登り下りの運動強度の変化、朝晩と日中の気温の変化など、シーンによって着脱の頻度が多いシェルにとって、脱いだ時のことも考えなくてはいけません。最新の「 UMA GT WIND VEST C2」では、シェイプされた立体縫製と背面メッシュにより、全体のボリュームを最小限に抑えました。製品重量はわずか56g(XSサイズ)。クルクルと丸めると、握りこぶし程のコンパクトな大きさになりますので、バックポケットへの収納も簡単です。
よく走る人ほど「袖なし」が使える
袖の無いウィンドベストは、長袖のウィンドジャケットと比べて、さらに細かな温度調整がしやすいことから、中~上級者に人気のアイテム。正面のウィンドシェル素材を除いては、放熱性に富んだ素材を配置することで、ウェア内の温度を一定に保ち、アップダウンを繰り返すようなコースをノンストップで走り続けるシーンを得意とします。また、アームウォーマーと相性が良いのもウィンドベストならでは。アームウォーマーと併用することで、春と秋に特有の寒暖差への対応力が更にアップします。
フィット感:レディース レギュラーフィット(女性用・標準的なフィット感)
材質 : 49% ポリアミド、35% ポリエステル、16% エラスタン
生産国:ブルガリア