悪天候にも、真冬の寒さにも耐える、強力なバリア性能
アソスから新しいレインシェルジャケット、MILLE GTS WASSERSCHNAUZE RAIN JACKET S11 が登場しました。ツーリングやブルベを主眼に置くロングライダー向けに開発された本製品。与えられた使命は、長時間の強雨でも完全にシャットアウトするということ。新開発のシェル素材「Lightning」により、防水性能が大幅に向上しました。
加えて、高い断熱性を有していることから、ジャージやジャケットの上から羽織ることで、防寒レベルを一段階引き上げる効果もあり。雨のシーン以外にも、春と秋の寒暖差対策として、真冬のアウターとして、年間を通してマルチに活躍してくれるアイテムです。
雨を弾く力が衰えない新素材 Lightning
本製品 WASSERSCHNAUZE の為に開発された素材 Lightning は、二層構造を持つアソスオリジナルの防水透湿性皮膜です。耐水圧の数値は明らかにされていませんが、アソスを代表するレーシング系のレインシェル、EQUIPE RS RAIN JACKET TARGA に使われているシェル素材(耐水圧10,000mm)と比較しても、Lightning の方が耐水圧は高いそうです。また、一般的なレインシェルの場合、素材表面にホコリや汚れが付着したり、洗濯を繰り返す過程で防水性が衰えていくのに対して、Lightning は恒久的な防水バリアとして機能する点も見逃せません。
蒸れを逃し、熱が籠るのを防ぐ、脇下のベンチレーション
防水性を高めた結果、透湿性(= 蒸れを逃す力)が落ちてしまうは、素材の性質上仕方がないこと。それでも、主素材 Lightning の透湿性 13,000g/㎡/24h という数値は、多くのサイクリストにとって必要十分な性能を有していると言えます。しかし、それだけで満足しないのがアソス。アームとボディ側面の境界部に、「NACA Tec」と呼ばれるベンチレーションシステムを設けました。脇下の透湿素材 Type.OF11 が、ウェア内に熱気が籠るのを防ぎ、汗蒸れを素早く発散。高速巡行や峠の登りなど、発汗量の多いシーンでもドライで快適な環境を保ちます。
レインジャケットの王道を行く、比翼仕立て & ドロップテール
構造的にも防水性を強化する様々な工夫が盛り込まれています。まず、前身頃の合わせに注目。ファスナーをフラップで覆い隠す比翼仕立てを採用。また、背面の裾丈を長くとったドロップテールにすることで、後輪から巻き上げた雨水でショーツが汚れたり、お尻が冷えるのを防ぎます。
各パーツの繋ぎ目には、内側から止水テープが貼られています。また、素材端部をボンディング処理することで、縫い目の無い構造を実現。少しの隙間からも雨の侵入を許さない、徹底した防水処理が施されています。
その他、製品の特徴
・左胸部の内側に大型のポケットを配置。悪天候時に役立つレインシェルグローブやウォーマー類など、いつもより多めの荷物もスマートに持ち運ぶことが可能です。
・安全性に配慮し、背面中央には幅3cmの反射テープを配置。夜間や朝夕、後方からの視認性を高めます。同様に、首の後ろから両肩にかけて、「ハの字」の反射テープを配置。前方から接近するクルマに対しても、自身の存在をアピールします。
・主素材 Ligtningは、張りのあるしっかりとした生地感でありながら、柔軟性があり、レイヤリングした際の動きやすさにも配慮した素材です。
フィット感:レギュラーフィット
材質 : 72% ポリエステル、7% ポリアミド、21% エラスタン
生産国 : チュニジア