こんにちは。アソス プロショップ トーキョーの相原です。個人的な話で恐縮ですが、2020年夏に目を悪くしてからというもの、スピードが苦になり少しずつ自転車から遠ざかり、2022年の秋からはのんびりと山を歩くことをしています。高尾山から始まり、箱根、丹沢。そして2000m級の山々をずいぶん歩き、ようやく3000mの峰々に挑戦するレベルに達してきた頃かと思っています。

ここしばらくブログ記事の執筆をしておらず、店頭に立っていない日も多いことから「アイハラは居なくなったのか？」と思われている方も多いのではないでしょうか。そんな中、私の生存確認の意味を含めた、日々の活動日記のような場を、ここに設けさせていただきました。自転車とあまり関連がない内容で、興味がない方も多数いらっしゃるかと思います。そのような方はどうか遠慮なく読み飛ばしてください。

ただ、山歩きを始めてみると、これまで20年間の自転車生活の中で散々走り回った数々の峠が、山歩きのスタート地点になっていることが多く、自分の中では自転車と山歩きが繋がっているものと思えるのです。20年近く、結構な熱量を持って取り組んできた自転車から、今度は山歩きへ。まもなく50才を迎える私ですが、また同じような熱量を持って山に取り組んでいきたいと思っています。私の記事が、自転車であれ歩きであれ、どなたかの自然に向かってみようというきっかけになれば嬉しく思います。

2024年8月6日〜7日　鹿島槍ヶ岳（2,889m）

女房と二人、北アルプスの爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳に行ってきました。

初日は扇沢から柏原新道で種池平に上がり、爺ヶ岳を経由して冷池山荘にて宿泊。 翌朝は布引山を経由して鹿島槍ヶ岳南峰へ。 その後少し降りて、吊り尾根を通り、北峰へも足を伸ばしてみました。鹿島槍ヶ岳北峰からは来たルートを戻り、冷池山荘で荷物をピックアップして下山です。 二日目は行程が長く、最後の種池山荘からの下りはヒイヒイ言ってましたが、 熊に出会うこともなく、女房共々なんとか無事下山することが出来ました。  

初日は3つのピークを持つ爺ヶ岳（じいがたけ）を越えて、冷池（つめたいけ）山荘へ向かいます。  

 

朝5時過ぎ、冷池山荘のテント場からの素晴らしい景色。左に立山。右に剱岳。 

 

朝露に濡れるチングルマの綿毛。

 

美しい双耳峰の鹿島槍を望む。最初の手前の峰は布引山。 

 

2日間で5羽の雷鳥に出会いました。 

 

布引山の山頂から。いよいよ鹿島槍ヶ岳南峰への上りが始まる。

 

南峰の頂上直下。

 

南峰からもう一つのピーク北峰へ向かいます。
こっち側はちょっと切れ落ちている。 慎重に歩みを進めます。

 

二つの峰の間、吊り尾根には雪田。

 

吊り尾根にはお花畑が広がっていました。

二日間共に、事前の天気予報だと曇りベースに時々雨。 しっかり雨具の用意をし、景色はほとんど期待出来ないと思っていたのですが、 逆の意味で裏切られました。山の天気はわかりません。

朝の立山、剱岳方面の素晴らしい眺め。種池平越の針ノ木岳・蓮華岳、さらに奥の槍ヶ岳の姿。 たくさんの可憐な高山植物との出会い。雷鳥とも3回、計5羽と遭遇！ 小屋での山の先輩方との話。鹿島槍山頂でも、五竜岳からの難所、八峰キレットを通過してきた猛者達から色々な山の情報をうかがうことが出来て、非常に刺激になりました。 おかげさまで今回も素晴らしい山行になりました。感謝。

時間　　16:03（2days）
距離　　22.3km
のぼり　2,530m
くだり　2,531m
※YAMAPアプリデータより