暖かさ指数 ★★★★☆
外気温目安 0〜10℃
防寒性・快適性・安全性 三拍子揃ったウィンタービブタイツの決定版
アソスのロングライド用の最上位グレードを意味する「GTO」に、真冬〜厳冬向けの MILLE GT WINTER BIB TIGHTS GTO C2 が登場しました。 ウルトラロングディスタンスを可能にする21mm厚のはいボリュームパッドを搭載。更には、路面凍結でスリップしやすい冬季に備え、大腿部の側面に配置されたインパクトパッドが万一の転倒時に怪我を防止します。防寒性、快適性、そして、安全性にまで配慮することで、多くのサイクリストに向けたウィンタービブタイツの決定版とも言えるプロダクトです。
万一の転倒から守るインパクトパッド
大腿部側面に見える膨らみは、新たに開発された TPU ヒップパッドを内蔵しているから。冬季の路面凍結によるスリップや、万一の接触事故による転倒時には、高い衝撃吸収性を発揮してライダーを怪我から守ります。パッド全面が大きく肉抜きされ、通気性と柔軟性を確保。ペダリングの動きにも邪魔にならず、ライド中もインパクトパッドの存在はほとんど気になりません。また、お好みによって付け外しが可能になっています。
サーモレインパンツとセットで極寒対策
昼夜を走り続けるロングライドの装いの難しいところは、日中と朝夕の寒暖差や、登り下りの強度の変化、また場合によっては、途中で雨に振られることも考えなければいけないこと。GTO のウィンタータイツでは、冬場のあらゆるシーンを想定して、保温性アップ & 耐風雨性能 を備えたサーモレインシェルパンツとのレイヤイングして使えるように開発されました。冷え込みが厳しかったり、雨の多いライドでは、MILLE GT THERMO RAIN SHELL PANTS を上に重ね履きすることをお勧めいたします。
硬いサドルも、荒れた路面も消える 21mm厚のパッド
TWIN 21 システム と名付けられたパッド、その核心部は性質の異なる2種類のクッションフォームを組み合わせた2層構造になっています。まずベースとなるのは、サドルに近い方に配置された、厚み = 11mm の低反発フォーム。ライダーの骨格・サドルの形状に応じて、圧力を分散させる最適な座面を形成してくれます。さらにお尻に近い上層部には、厚み = 10mm の3Dメッシュ構造を持つフィルターを配置することで、路面から伝わる微振動を減衰させる効果を発揮。また、ライダーの体重が掛かった状態でも内部にオープンな隙間を保つことが出来ることから、通気性が非常に良、パッド内部に汗が溜まるのを抑えます。
股間をソフトに、立体的にホールド
アソスの上位グレードのパッドを象徴する SUNDECK(サンデッキ)に構造。パッド表皮の前側(ちょうど男性器と触れる部分)を短くカットして、代わりに、吸湿性に優れた素材を配置することで、蒸れやすい股間を常にサラッとした状態に保ちます。また、非常に薄く、ソフトな素材感のおかげで、股間を圧迫することなく立体的にサポート。サドル先端付近で生地のもたつきがなく、よりスムーズなペダリングを可能にしました。
贅沢に作り込まれたパッドもアソスならでは
もちろん、アソスパッドの代名詞とも言える構造「ゴールデンゲート」を採用しています。パッドの両サイドを浮かせることで、身体との一体感・追従性を高めています。その他にも、パッド前方に設けられた通気孔により股間の蒸れを防ぐ他、 パッド内部をハニカム構造にすることで通気性を高め、軽量化にも寄与するなど、快適性を重視した技術が贅沢に盛り込まれています。
防風 + 保温 のダブルレイヤー構造
冷気を遮断する上部レイヤー 「SPHERE ULTRA」
比類なき防寒性能は、下半身の大部分を覆う、「TWIN DECK」と呼ばれるダブルレイヤー構造によるもの。新開発の防風透湿性素材「SPHERE ULTRAZ」により、腹部から男性器下側まで、また、臀部側面、太腿、膝周りの広範囲に渡り、防風+保温の2重バリアを形成します。真冬のライド中、正面から受ける冷たい風を寄せ付けません。
肌と密着した空気の膜が保温性と快適性を底上げ
ベースとなる起毛素材「OSMOS HEAVY」
脚部、腰回りなど、製品の大部分において最新の裏起毛素材「OSMOS HEAVY」が使われています。これまでのRX系のフリース素材とは異なり、Warp Knitting = 縦編み構造となっているのが特徴。起毛内部の断熱性が非常に高くなっていることに加え、肌に柔らかく、通気性に優れ、快適性を維持することで、パフォーマンス向上に役立ちます。また、生地の外側面がシェルのような役割を果たすこと。従来のフリース素材と比較して、冷気が素材を透過してくる感じが減少しています。
冬場のトイレ問題にも配慮「BLASEN SCHUTZ」
また、下腹部にも「BLASEN SCHUTZ」と呼ばれる、防風+保温のダブルレイヤー構造になっています。膀胱を冷えから守り、トイレの回数を減らすという意味があります。 また、このダブルレイヤー部分は、デリケートゾーンに当たる、製品内側には縫い目が出ないよう配慮されています。作りの丁寧さをこのディテールからも垣間見るが出来ます。
裾のウォーターバリア素材により、雪解けの路面に最適
裾の部分がウォーターバリア素材に切り替えられていることも大きな特徴です。雪解け水の流れ出ている路面を走り続けるシーンなどで、裾が跳ね上げた水で濡れて冷えない為の工夫です。鉛色のように見えるその素材は、例えるなら、ネオプレーンのようなゴムっぽい素材感ですが、完全な防水性を持つ、日本の素材メーカーが開発した新しいバリア素材です。柔らかく、非常に高い伸縮性があり、強度や耐久性にも優れています。唯一のネガティブな要素は、冬場でも暖かい日ですと、ウォーターバリアの内側が蒸れやすい点です。これには、蒸れを外側へ逃す為に、タイツの裾部分をウィンターブーティの外側に被せて履いていただくことをお勧めいたします。
腰の上部分の RAW CUT 処理で、ストレスの無い着用感をさらに追求
腰の上部分の縁は RAW CUT 処理(=素材を切りっぱなし)となっており、縫い目や段差が無い為、非常にストレスの無い着用感となっております。真冬のアイテムながらも、素材の「薄さ」を感じられる製品となっております。また、背面のサスペンダー部分にはクルマのライトを反射するリフレクターが施されており、暗い時間帯の視認性向上に役立ちます。
フィット感:快適性を重視したエアロフィット
超ロングライド向け2層パッド:21mm(= 11mm + 10mm)
重量 : 421g(Mサイズ)
生産国:ブルガリア